地方公共団体と連携したCO2排出削減促進事業の具体的取り組みに関する考察 morishita 2016 年 8 月 13 日 2019 年 12 月 9 日 地方公共団体と連携したCO2排出削減促進事業の具体的取り組みに関する考察 へのコメントはまだありません 今日は、 大野町のかみさんの実家で野墓参り、 外に出るだけで蒸し風呂状態 特別に気温が高かった気がする。 夏のこの時期には、 誰もが、 地球が温暖化している ということを実感するようだ。 気象庁に拠ると 100年間で1.1℃の割合で 平均気温が上昇している。 http://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/chishiki_ondanka/p08.html 昨日話題にした環境省の 地球温暖化対策の事業について、 具体的な解説をしてみよう。 (1)クールビズ(冷房時の室温28°Cなど) ご存知、 小池百合子東京都知事が環境大臣の時代に普及させた。 空調の温度設定を28℃にするだけでなく、 ノーネクタイ、半袖シャツを普及させた。 28℃の根拠は、労働安全衛生法の下限の温度であり、 28℃では、オフィスワークではかなり暑く感じる。 仕事の能率が下がって残業では、エコの意味がなくなる。 全員が白の半袖の開襟シャツで歩いているのは、かなりダサい。 いっそ、ポロシャツや派手なアロハシャツにすれば良いと思う。 それにしても、クールビズは既に普及していて、 今さら感が否めない。 あとは、真夏にウールのスラックスを履くのをやめて、 ジーンズや短パンにするしかないだろう。 (2)ウォームビズ(暖房時の室温20°Cなど) 冬は、20℃でも問題なし、 寒いときはフリースとか着れば良いと思う。 しかし、設定温度を低くして、 電気ストーブを机の下で使ったり、 電気毛布を膝にかけている事例もみられる。 エアコンで空気の温度を上げても、 窓際は放射熱で寒く感じる。 窓を断熱する事が効果的だ。 (3)省エネ機器の買い替え(LED他、省エネ機器への買い替え) 実際のところ、これが一番省エネへ近道だ。 これから、 太陽光の賦課金で電気代が高騰すれば、 必然的に進むと思われる。 (4)照度適正化(照度調整、電灯の間引きなど) コンビニは明るいほど、客が集まるらしい。 そもそも、深夜営業のお店が増える事が問題。 原発が停止しても、深夜電力が安いのはおかしい。 これからは、LEDの普及で、 照度が調整できる照明器具が普及すると思われる。 ただし、 今年の経産省のエネ合補助金では、 SIIは照度調整のできる照明器具への交換は認めないとし、 省エネの本質を理解しない審査が行なわれた。 これは、経済産業省に抗議しなければならない。 (5)エコドライブの推進 燃費の良いクルマが売れている。 しかし、燃費の良い走り方については、 どれくらいの効果があるのかを含めて、 講習会などで啓発して行く必要があるだろう。 (6)カーシェアリングの普及促進 都心部では、タイムズなどの民間企業が既に、 ビジネスとして普及させつつある。 その理由は、駐車場代が高く、 クルマを所有するのにコストが掛かるからだ。 地方では、その心配が無いので、 カーシェアはニーズがない。 (7)公共交通機関の利用促進 これも、バスしか無い地方ではムリ。 それより、 クルマの相乗りを進めるのが良いだろう。 (8)エコカーの普及促進 海外では、 エコカーに他のクルマが走れないレーンを走らせる などの特権を与えて普及させている。 日本は補助金だのみ、 国内自動車メーカーの思惑もアリ、 特に広島ではマツダの販売に影響のある施策は取りにくいだろう。 (9)エコ住宅の普及促進 昔は、その土地土地にあった家の構造があった。 今では、大手住宅メーカーが日本中同じ家を売っている。 エコ住宅より、 土地の特性を生かした家づくりが大切じゃないだろうか。 (10)その他低炭素ライフスタイルの普及促進 これまでは、 個々の省エネを中心とした取り組みが行なわれて来た。 しかし、 本来は全体としての低炭素社会を考えなければならない。 都会で、毎日1時間以上電車に乗る生活、 飛行機や新幹線で出張ばかりのビジネスマン、 そのライフスタイルがエコでない事は明らかである。 人の生き方そのものを見直さないと、 エネルギー消費が右肩上がりの社会を 止める事は出来ないだろう。