日本の一次エネルギー国内供給構成及び自給率の推移の見方 morishita 2016 年 8 月 28 日 2016 年 8 月 29 日 日本の一次エネルギー国内供給構成及び自給率の推移の見方 へのコメントはまだありません 日本は資源の無い国で、 国産のエネルギーは6%程度、 あとは海外からの輸入だ。 1970年までは石油の割合が高かったが、 オイルショックを契機に、 エネルギーの中東依存度を下げる目的で、 エネルギー安全保障が叫ばれ、 多様化の方向になった。 エネルギー白書2016より それから、2010年までは、 国産エネルギーは20%近くあったことになっている。 これは原子力を国産と見なしている数字のトリックだ。 2011年からは、 原子力発電所はほぼ停止状態。 原発停止後は、 天然ガスの割合が高くなっている。 この原因は、 米国を中心とするシェールガス革命の影響だけでなく、 発電する時に、 石炭に比べCO2の排出量が少ないため、 新規の発電所は、 天然ガスのコンバインド発電方式の発電所が 数多く建設されていることによる。 石炭火力は、 発電単価が有利であっても、環境省が認可しない。 このまま、 化石エネルギーの輸入を増やしていく事は、 日本経済が海外への依存度を高めて行く事に他ならない。 日本は、エネルギー安全保障の観点からも、 化石燃料の輸入量を増やすことなく、 経済を発展させる技術を 開発し続けなければならない。 固定買取制度のスタートから、 爆発的に太陽光発電の設置面積は増えたが、 この統計の2014年まではまだ出てこない。 2016年の統計では明らかになるだろう、 それでも全エネルギーから見ると2%あるかどうかだ。 今、日本の建設業界は、 東京オリンピックとリニアモーターカーに湧いている。 リニアモーターカーは、 従来の新幹線の数倍の電力を必要する。 モーターは回転数が2倍になると8倍の電力を消費する。 リニアモーターカーの燃費はどうなのか? リニアモーターカーが、 どれくらいの新たな電気の需要を生むのか、 正式に説明した資料はあるのだろうか。