弊社も零細ベンチャーながら、展示会などで、広告宣伝費を先行投資してきた。
東京の省エネ関連の展示会では、
オムロンやアズビルなど大手の企業が大きなブースを出している。
しかし、新興企業でも日本テクノとイーエムシーは
特別に巨大なブースを構えていた。
展示会のブースは、ひとコマ借りるだけでも
150万円ぐらいの経費が必要である。
おそらく、イーエムシーは、600万円以上の経費をかけて
プロモーションされていたと思われる。
イーエムシーが取り扱う商材はエネルギーコスト削減になりそうな
モノやサービスを全てを網羅していた。
代理店制度も大々的で、
広島でも代理店になっている会社があった。
経済産業省のBEMSアグリゲーターにも採択されていた。
http://sii.or.jp/bems/
4月からは売電事業の認可も取っていた。
本当に、売ることに関しては、勢いのあった会社で、
我々の営業先にも、どこかの代理店が先に来ていた。
そのイーエムシーが先週、破綻した。
破綻の原因は、勝手に推測するしかないが、省エネビジネスが
思うほど伸びなかったのではないか?
また。もともと、実力以上に大きな広告宣伝費を使っていたので、
売上が急激に右肩上がりにならないと経営的に厳しかったと思われる。
この会社は古来から存在する「魔法のブレーカー」を販売していたが、
最近は、「まっとうな見える化システム」の販売に取組んでいた。
また、省エネ法対応のシステムとして、弊社の「グリーンビズ」と同等品を
販売していた。これは、初期料金なしで、1事業所あたり月額500円という
破格な価格設定であった。
これではサポートの経費が出ないと、他社ごとながら心配していた。
以上、本当に我が身のことも考えさせられる出来事であった。