低炭素機器導入事業 第1次公募結果の考察 morishita 2018 年 7 月 30 日 2018 年 7 月 30 日 低炭素機器導入事業 第1次公募結果の考察 へのコメントはまだありません LEPC 一般社団法人 低炭素エネルギー技術事業組合 の低炭素機器導入事業の 一次公募の結果が発表された。 これは CO2削減ポテンシャル診断 を受診された事業所のみが チャレンジできる補助金である。 診断事業は、 基本的に一企業3事業所まで (昨年は5事業所)応募でき ほぼ確実に採択される。 しかし、 設備導入の補助金である 低炭素機器導入事業の方は そんなに簡単には採択されない。 今回は 応募件数56件で採択は39件 採択率 約70% 一見、 採択率が高いように感じられるが これは、昨年の採択実績で CO2削減率30%以上でないと 採択されない という事実が知られているため 削減率が小さい案件は応募されない という背景があるためだ。 CO2削減率を 全体の30%以上にするためには 自家消費するための再エネ設備の導入 が必須であると思われる。 LEDやエアコンだけの更新では 30%削減は難しい。 審査項目は となっており、 点数の高い順に機械的に採択される。 となると、 CO2削減量 が最も大きなウェイトを占めているので 規模の大きな施設が有利 費用対効果の面でも小規模施設は 不利になる。 加点項目についても 燃料転換対策 再生可能エネルギー導入 電力切替 が20点となっており、 どれか一つは満たしておくことが必要だ。 最も簡単なのは CO2排出係数ゼロの電力会社に切り替えることだ。 https://ne-greena.jp/index.html 電気代も既存電力と変わらないそうだ。 補助金の採択は、 確率ではなく どの条件をクリアすれば良いか ということが重要であり、 採択結果を分析して、 対策を考えなければならない。 実際には 結果だけしか公表されないので 情報収集に取り組む必要がある。 採択結果URL http://lcep.jp/download/h30/setsubi/h30kiki_saitakulist01.pdf