昨晩は経営者の勉強会で、画期的な洗剤を開発した経営者からマーケティングで悩んでいるという相談を聞いた。
本人は商品に惚れ込み、その特徴や性能について熱く語る。
しかし、そもそも知らない商品を初対面の人に説明されても、ピンとこない。
人がモノやサービスを購入するのは、そのブランド(商品)を信用しているか、勧めてくれた人間を信用している場合だけ。
今時は、いくら見かけが良くても、中身がよくわからないモノや説明されても理解できないモノを買う人はいない。それでも、その商品を勧めてくれる人が信用できると感じた場合は、商品の説明が理解できなくても買うことができる。
ブランドを構築するためには長い時間と実績が必要だ。人間の信用も同じだ。
営業マンが会社をコロコロ変ったり、扱う商品のジャンルがいろいろ変わるのは信用できない。特に我々のような法人相手の商売であれば、事業の継続性やサポート体制が最も重要になる。買ったはいいが、その後のメンテナンスやフォロー体制がないのでは評判はがた落ちになる。
技術コンサルタントは、技術士などの資格がブランドの意味を持つ。ただし、その資格だけでは差別化はできない。やはり実績がなければ信用されない。
実績とはなにか、それは過去に手掛けたプロジェクトの経験である。経験を自分の言葉で語れることだ。本で読んだこと、人に聞いたことは知識とはなっても実績にはならない。
省エネの補助事業についても、1年以上の長丁場で、様々な問題も発生する。その時その時で全く別の問題が起きる。しかし課題解決の経験が多い人間ほど、それを乗り越える楽しみをしっているし、答えのバリエーションをたくさん持っている。
省エネ設備改修はクライアントの事業者にとっては15年か20年に一度のこと、すべてのことが初めての経験になる。
そのときこそ、我々の経験と実績を活用していただきたい。グリーンテクノロジーはプロジェクトごとに専任の担当者とバックアップチームを作って、課題解決に取り組みます。