中国新聞によると
廿日市市のアルカディア・ビレッジが取り壊しになるそうだ。
今ある宿泊施設や温泉を取り壊して、広場にする
ここは自宅から近いこともあり
何度も訪れたことがある。
先月も、
所属する読書クラブの合宿(宴会?)で宿泊した。
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そこでは驚きの現状を発見した。
なんと、
浴場のシャワーや蛇口が老朽化して
お湯が常時噴出していた。
おそらく、
修理するお金も使えない惨状で
エネルギーコストの事を
考える余裕もないのだと感じた。
この施設は、
廿日市市が1998年5月に開業し、
01年には15万1千人の利用者があったが、
年々利用者は減少し、低迷が続いていた。
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途中から指定管理者制度を導入し、
民間経営になった。
しかし、
運営業者が大赤字で逃げ出すという事態を招いた。
最近は、地元の観光産業の雄である
東洋観光グループの運営と聞いた、
それでも赤字は止まらなかった。
市役所の担当者は、不採算の理由を
「近隣に民間の温浴施設が相次いでオープンしたから」
と述べているようだが、
根本的な要因は
老朽化した設備を
更新できなかったこと
に尽きると思う。
国が省エネ設備更新への
補助事業を進めているのに
なぜ、
市役所が無策であったのか?
実は指定管理者制度は
商売には最も向かない仕組みである。
その理由は、運営は民間企業で
施設の所有と管理は市役所であるため
蛇口一つでも、役所の許可がなければ、
変えることができない。
新築ならまだしも、
20年以上経過した施設であれば
設備の老朽化は避けられない。
設備投資と企業の経営は一体であり、
それを別の事業体がやることはできない。
オフィスビルのテナントとは異なり
集客施設では、設備投資をしなければ
来場者が減少していくことは確実である。
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受付男性態度悪い
この施設で不愉快な対応を受けたことがないのでこのメッセージに驚きました。
ただ、3/31で閉鎖される施設に勤務されている失意の最中にある方です。
少し大目に見てあげるべきです。
運営母体の東洋観光は広島国際ホテルで見られるように、本来すごく躾がしっかりしており、小生30年前から広島市内にあるホテルのファンです。
明日で閉鎖になるなんて存じませんでした。
少し手入れすれば十分営業に耐えられる施設ですから、指定管理者制度なんて経営責任が何処にあるのか分からないような運営方法を変えれば、まだ運営出来るのじゃないでしょうか?
とにかく残念です(>_<)
自分もニュースで知り,議事録を読んだり観光課に問い合わせてみましたが、どうしてこうなったか検証もろくにせず、再整備後もまた業務委託だそうです。
ご指摘のシャワーや蛇口からの水漏れすら把握しておらず、観光課の担当者が「そういう契約だから」と、業者に任せっきりで施設に出向きもしないのでは、このような結果になるのは当然だったのでしょう。
令和2年に再オープンの様ですが、これまで同様に市民や議員が検証するための期間もろくに取る気も無いみたいですし、また赤字の垂れ流し施設になるでしょうね。
国の省エネ補助金などの制度があって
自治体には自前のお金を使わなくても設備改修する道があるのに残念です。
再オープンは温浴施設ではなくなるみたいですね。
指定管理者制度はテナントビルのようなもので、設備の所有者が設備更新してくれないと自前で回収しません。
九州の熊本県では町がもっていた施設を売却しています。しかし、そこが設備改修して黒字化しています。
興味が湧き、情報公開制度を利用して資料を集めていますが、市の担当者が酷いですね。
あまりにも当事者意識が無く、中央官僚同様に情報を出さないようにしています。
無いと言っていたものが追求すると出てきたりと呆れます。
最後の指定管理者との契約書ではボイラー等の大規模修繕は管理対象外としているなど行き当たりばったり感がすごく、それ以前の2社の時になぜ維持管理をしていなかったのでしょう。
閉館間際には風呂場のカランが複数個所壊れたまま、トイレも水漏れと契約対象内のものまで壊れたままでしたから、観光課の管理不行き届きだと思います。
市民としては、とても残念ですね。こんなことになるなら指定管理ではなく、民間に払い下げされた方が良かったと思います。
設備の老朽化で設備更新もせずに、施設自体を捨てるとは、民間ではありえない話です。
全部が全部では有りません。上司が見てなかったら何をするか分かりません。だから赤字で潰れました。
そもそも行政ふぜいが、専門知識も、実践経験も無い素人のくせに、このような事業に手を出すべきではなかった。
お好み焼きを焼いた事も無い人が、お好み焼き屋をはじめるのと同じ。単なる馬鹿だ。
大きく違うのは、お好み焼き屋の開店資金は本人の金だが、行政の場合は他人の金だという事。罪が大きい。
明らかな失態だが、誰も責任を取らないというのが腹立たしい。
当時、公共事業として温浴施設も美術館とか音楽ホールのように自治体ごとに作っていました。
ただし、集客施設の運営は設備のメンテも含めて役所の体質には合わなかったことは確かですね。
計画した人は既に退職していると思いますので、責任は取れないし、自分のお金じゃないので、そこが問題です。