照明装置はLED革命でエネルギー消費量が半分になった。
それでも、正確な統計はないが、
未だに80%以上は蛍光燈が使われていると想像される。
五日市の建設用車両の工場は5年前に完成しているが、
昨年訪問した時点ではすべて蛍光燈だった。
LED照明を提案したが、
まだ、新築から数年なので設備更新はできないと言われていた。
工場の計画され、設計図ができたのは今から10年前である。
当時のコンペは蛍光燈でなけば、コスト的に勝てなかった。
計画時に建物のランニングコストや廃棄のコストまでを
計算することを、LCC(ライフサイクルコスト)と呼ぶ。
この考えは、
建物の維持管理費を含めてたコストの最小化を検討するべき
と言う発想から来ている。
しかし、技術革新が起これば、
建設前に10年後の技術動向は予測できない。
設計の時はLED照明はまだ、普及段階になかったと思われる。
本日、訪問した山口県の工場では、
LED照明への投資を2,000万円すれば、
毎年、300万円の電気代が削減される。
これに、補助金がでて、投資額が500万円節約できれば、
10年で、1,500万円の儲けが出る。
LED革命が起きたのだ。
まだ付けたばっかりの蛍光燈でも、
LED照明にすると得をする。
しかし、
補助金はLED照明が普及したら、
もう出ないだろう。
プリウスの補助金はもうない。