関西電力の高浜原発3、4号機の停止を命じる仮処分決定により、
電気料金の値下げは厳しくなったか?
電力自由化で、
電力単価の高い関西電力が新電力から狙い撃ちされていた。
関西電力が原発再稼働で、ようやく対抗策に出る所だった。
原発は、
どんなに技術を高めて事故の確率を下げても
事故が起きた時の経済的な被害が甚大すぎて、
そのリスクを計算する事ができない。
リスクとは、
リスク=被害×確率
であり、絶対にゼロになることはない。
人は、何か行動を起こす時には、
無意識のうちにこの計算をしている。
人間の本能は、
成功することよりも
失敗を避けようとする意識が強い。
さて、
今回の「中小企業の生産性革命」に対する
業界の反響はどうか
昨日、設備機器のメーカーの方と話す機会があった。
そのメーカーの管理職の方は、
「去年のA類型で、さんざんな目にあったので、
今回は、営業が積極的に動いてない。」
と言われていた。
このメーカーは商業施設に強い会社である。
例年の補助金に比べて、
補助率の低い「新エネ合」では魅力が無いのだろう。
また、昨年、鳴り物入りで紹介した
「A類型」が全くの空振りに終わったので、
補助金の紹介がトラウマになっているのかもしれない。
設備メーカーは
羮に懲りて膾を吹く
あつものにこりてなますをふく
という状況である。
補助金に対する期待値は
期待値=補助率×採択率
昨年は前評判としては、
補助率が高く、出せば必ず通る
期待値MAX
の状態であった。
結果としては、
LEDの事業者などは申請にも至らず
採択数がゼロという結果であった。
しかし、今回は補助率が下げられ、
申請できる設備区分も限定されているうえに
多店舗事業者が事実上排除された
そのため申請希望数が激減するだろう。
結果としては、採択率が上がると考えれる。
営業担当者にとって、
お客様を期待させて、
裏切るということが一番つらい。
今回は、中小企業の製造業の場合は、
ほぼ間違いなく、採択されるのではないだろうか。
ただし、
書類の不備や期日を守れない場合は
当然ダメなので、
しっかりと準備できる体制を作る事が重要だ。