太陽光発電は、
時間帯や季節によって発電量が変化し、
それが必ずしも
需要と一致しないことが課題だ。
そのため、
太陽光発電と蓄電池を組み合わせて、
利用することが考えられている。
しかし、
その蓄電池の価格が高いのがネックだ。
今朝の中国新聞によると、
山口県は24日、電気自動車(EV)の中古バッテリーと太陽光発電を組み合わせて家庭で使う電量を賄うシステムを作るための実証試験を宇部市の県産業技術センターで始めた。2018年3月まで、蓄電池の劣化の進み具合や、二酸化炭素(CO2)排出量の削減効果などを調べる。
日産自動車の子会社フォーアールエナジー(横浜市)が6年間使ったEV[リーフ]のバッテリーのうち半分を組み込んだ蓄電池(蓄電容量9.6kwh)を提供。出力4.1kwの太陽光とつないだ。
試験では、広さ15平方メートルのプレハブで照明器具やエアコン24時間動かす。発電した全量をいったん貯めたり、省エネ効果を分析。新品と比べて蓄電容量でさらに性能をどれだけ落とすかも確かめる。
この背景には、
次のような問題があるようだ。
EVに使われる電池は、
ノートパソコンやスマートフォンにも使われる
リチウムイオンバッテリーである。
リーフは一回の充電で200km程度走れる。
充電はタダみたいなものだから、
年間に2万キロキロ以上走るユーザーも多い。
モーターはエンジンと異なり、
メンテナンスもほぼ必要ない。
ところが、
5年もするとバッテリーの方が劣化してきて、
特に暖房を必要とする冬場は、
100km程度走ると電池切れの危険が出てくる。
私も高速道路のインター手前で
バッテリー切れて、
レッカー車で運ばれるリーフを見たことがある。
webサイトにも、いろいろ書かれている。
日産リーフ、電池劣化問題で大騒動になる可能性出てきた
http://kunisawa.net/car/car_latest-information/%E6%97%A5%E7%94%A3%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%95%E3%80%81%E9%9B%BB%E6%B1%A0%E5%8A%A3%E5%8C%96%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%A7%E5%A4%A7%E9%A8%92%E5%8B%95%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E5%8F%AF%E8%83%BD%E6%80%A7/
日産のサイトQ&A バッテリーの寿命
https://ev1.nissan.co.jp/LEAF/RORA/QUESTIONS/DETAIL/103
リーフは、バッテリー容量を30kwhと
増やしたモデルも発売になった。
リチウムイオン電池の単価を考えると、
リーフの価格は電池代の値段より安くないか?
一般的に、
一日に家庭で使われる電力は10kw程度、
30kwhは3日分にあたる。
ハイブリッド車よりもEVは、
バッテリーの劣化が激しい。
(ヘビィーユーザーが多い)
リーフの蓄電池は5年で
交換しなればならない。
そのため中古電池が大量に出る。
中古電池は性能が劣化して
容量が減ってしまうが
壊れてしまうわけじゃない。
その利用方法をメーカーも
模索しているのではないだろうか。
日産リーフは特別な車だ
トヨタのハイブリッドような
中途半端な技術じゃない。
これが普及することで、
リチウムイオン電池の価格が安くなると
電力会社は、
今までのビジネスが
できなくなるかもしれない。