各省庁から来年度の概算要求の概要が発表された。
グリーンテクノロジーは補助事業の申請書作成を代行する仕事をしている。
そのため、省エネやCO2削減に関する補助事業の内容を把握する必要があると思っている。
しかし、こんなに沢山の似たような補助事業があれば、すべてを把握するのは難しい。
経済産業省の説明会でも自分の省庁の事業についての解説はあっても、
環境省や国交省、農水省など他の省庁の似たような補助事業については教えてくれない。
また、それぞれの事業ごとにその執行団体も分かれているため、その申請のルールも一様ではない。
いまから、予算の内容をじっくり研究して、来年に向けて準備することが重要である。
私は、以前、公共事業のコンサルタント会社に勤務して、数多くの技術コンペに挑戦した。
大手ではなかったため、画期的なアイデアやプレゼンテーション力を必要とした。
しかし、参加者は少なくても5社以上あり、採択されるのは1社のみで、
2番では仕事にありつくことはできなかった。
おかげで、短時間に業務内容を理解し、集中して提案書を作成する力を養うことができた。
今私が取り組んでいる補助金の公募事業は当選が1社だけでない場合が殆どである。
その意味では公共事業の技術コンペに比べて努力が報われる場合が多い。
ところで、この公募の採点の基準は技術内容だけではなく、意外なところにある。
それに気が付かないと努力が無駄になるので注意が必要である。