環境技術コンサルタントの
グリーンテクノロジー社長の森下です。
今年が最後と言われ続けて4年、
なんと今回も
来年2月には、
中小・零細事業者のための補助金
ものづくり補助金
が実施される見込みです。
補助金とは、
自社が購入予定の設備を決めて申請し、
採択されると
購入した領収書を証拠に、
その2/3のお金を国がくれる制度です。
ただし、
その補助金に採択されるためには、
それなりの資料を作成する必要があります。
また、
補助金をもらう前に、
対象設備を購入する必要があるため、
100万円の補助金をもらうためには、
一旦、
150万円を自前で用意する必要があります。
(消費税は対象外)
それでも、
返済の必要のない資金
であるため、
条件が合えば
チャレンジするべきです。
公募のチャンスは年に一回で
わずか一か月余り
毎年、利益を出すために、
苦労されている中小零細企業の方なら
そのお金の価値もお分かりだと思います。
日刊工業新聞によると
経済産業省・中小企業庁は2017年度補正予算で、中小企業・小規模事業者を対象とした「ものづくり・商業・サービス経営力向上支援事業(ものづくり補助金)」で1000億円を計上する。補助上限を1000万円とし、3年ぶりに1万社支援(16年度補正での採択数6157件)を復活させる。18年2月中に公募を始める。企業間でデータ連携する場合は200万円を上乗せし、設備導入時の専門家活用も支援。生産性向上につながる設備投資を後押しする。
昨年までの
上限3,000万円が廃止され、
基本的に上限が1,000万円になる。
安倍総理が1万社を支援すると宣言したので、
採択事業者を増やすためか
複数事業者による連携の場合は
200万円づつ上乗せされるようです。
この補助金は設備を新規に導入して
新たな事業に取り組むというパターンに適しています。
支援機関(銀行等)による
経営計画書の作成が義務付けられ、
事業終了後も
5年間の事業実績の報告が必要になります。
今回は、
一件当たりの金額を下げているので、
小規模事業者でも採択の可能性は高いと思われます。
また、昨年に続き、
IT補助金も実施される。
中小・小規模事業者のIT導入やクラウドサービス導入に補助金を支給する「サービス等生産性向上IT導入支援事業」にも500億円(16年度補正は100億円)を計上する。ものづくり補助金と合わせた予算額は過去最大となる1500億円規模に膨らむことになる。