先週は、山口県の宇部市でエネルギー合理化の補助金についてのセミナー講師をさせていただきました。
一応、近年の補助金について、経済産業省、国土交通省、環境省ごとに補正と本予算の事業名と内容を紹介して、
採択されている業種と設備内容の動向について説明した。
補助金の採択基準について、一応評価ポイントが決められているけれど、
実際には何が原因で当落が決定したのかは、何もわからないのが現状である。
ただし、自分たちが申請に関与した案件についての要因分析は行っている。
結論から言うと、「毎年変化している」という事だ。
数年前は、エアコンの更新でも楽勝で採択されていた事業もあった。
しかし、今は平凡な機器では、たとえ省エネ率が10%以上でも厳しい。
先端的な技術でなければ、空調で補助金を取るのは不可能だ。
そこのところを、お客様に理解していただかないと、変な誤解を生む。
我々も、成功報酬で勝負しているわけだから、
お客様の希望だけで、可能性の低い提案をしても、お互い何の得にもならない。くれぐれも「捕らぬ狸の皮算用」にならないように、動向の分析が欠かせない。
因みに、今回のエネ合も相当数の応募があったそうである。
そろそろ、公募要件を厳格にして、採択率を上げてもらいたい。