私は、1995年ぐらいから、
環境コンサルタントの仕事で、
全国のほとんどの都市に出張した。
その実体験の中で感じることは、
日本で20年前より、
元気になっている都市は、
東京、札幌、福岡
の3か所だけ
という印象を持っている。
もちろん、
京阪神は、今でも大都市であるが、
20年前と比較してどうかと考えると、
震災の影響もあり、衰退している感は否めない。
このことは、
我々地方の中小企業にとって、
これからも、非常に厳しい時代が続くことを予感させる。
東京で起業した友人に、
「広島でベンチャーをやっている」
と言うと、
信じられないという顔をされる。
それでは、
なぜ、上記の三都市は元気なのか?
それは、
周りの経済を飲み込んで、
集客する力があるからだと思う。
札幌は、北海道中から若者を集め、
福岡は、九州中の若者を集めている。
少子高齢化の日本の中で、
生き残るためには、他の地域の経済を奪い取るしかない。
残念ながら、
広島は中国地方で、そこまでの集客力はない。
その日本を根本的に
変える方法はあるのだろうか?
それは、
高速道路を無料化することだ。
もし、
高速道路が無料になれば、
地方都市は、周辺100kmぐらいから集客できる。
過疎地に住んでもクルマがあれば、
かんたんに都市に行けるので、不便は無くなる。
民主党時代に、
私の先輩である「太陽経済の会」の
山崎養世先生が提唱し、マニフェストに盛り込まれたが、
抵抗勢力が強く、実現できなかった。
しかし、
一定期間、土日千円乗り放題の施策が取られ、
地方は大いに潤った。
最近のニュースでは、
橋の値段が安くなり、
淡路島の旅館に急に客が増えて、
その後、極端に減少したので、
多くの旅館が脱税になったそうだ。
今でも、
太陽経済の会は、政策提言を行っている。
http://www.taiyo-keizai.com/index.html
1月26日に東京で太陽経済の会の
セミナーが開催されるので、
興味のある方はこちらにどうぞ。
地方が海外から集客する話だと思います。