十戒とは、中森明菜ちゃんの歌ではなく、
シナイ山で、モーセが神から与えられたとされる10の戒律のこと。
この律令を守れば、繫栄することを神が民に約束した。
ところが、この十戒を守らなければ、罰が与えられるのである。
タイトルに書いた森喜朗:東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長が男女差別と受け取られる発言により、世界の人々から非難されたのも、SDGsが理解できていなかったからだと言える。
(2/11辞任の意向が伝えられた)
SDGsは現代の十戒であり、
これを忠実に実行する者は、幸せになり、
守らない者は、地獄に落ちる。
まさに、このような事態になっているのである。
現代でも、世界の法や秩序は、欧州がリードしている。
1648年
ウェストファリア条約
以来の秩序を守り続けようとしている。
しかし、図のように、発展途上国は、農業と資源の国から、
工業国となり、中国やブラジル、インドなどの新興国が力をつけてきた。
そして、米国と中国による情報化社会の主導権争いという局面に入って来た。
かつての先進国で合った、ヨーロッパの国はどうするのか?
ヨーロッパは何をもって、世界の国々を制するのか?
それは、歴史と権威に裏付けられた、法と理念による支配である。
その最大の武器が
SDGs
なのである。
企業はSDGsをビジネスに生かすというレベルではなく、
SDGsを理解して、その趣旨にそった行動を取らなければ
世界から抹殺される。
中小企業でも、SDGsに反する商売をしていると、退場を命じられる可能性がある。
だから、グローバルに展開する
世界のトップ企業には、
SDGsやってますアピールが必要になっている。
日本でも、
SDGsは欧米の陰謀だという人々がいるけれど、
その内容を読んでみると、4000年の歴史を持つ日本だけが実現できてている内容も多い。
SDGsはモラルの高さを謳っている。
その点は、日本人が大得意なことであり、世界に向けて日本の技術やブランドをアピールする強力なツールになるだろう。