金属のリサイクルに使われる圧縮機はスクラッププレス機と呼ばれている。その機器を販売している会社から相談があった。今や機械や設備の導入には補助金を活用した提案が当然のように求められるそうで、それができなければ競合相手に負けてしまうとのこと。
ただし、話を聞いてみると、ライバル企業が活用していたのは、いわゆるものづくり系の補助金やコロナ期に出た事業再構築補助金だ。特に事業再構築は、無尽蔵に何でもアリで採択されていた感じで、バラマキの象徴だった。しかしながら、これらの補助金は既にほぼ終了していて、今後の方向性は不透明だ。
この4年で、補助金ビジネスが一気にバブルってきて、クライアントの事業者の方も補助金ありきが、当たり前になっていた。実際、採択の条件も「絵に描いた餅」と同じで、事業計画書を提出するだけで、それが、計画通り売り上げが上がるかどうか、よりも補助金獲得が目的化していた。
しかし、今後は、設備導入の場合は、GX推進の補助金を狙っていく方向に戻るだろう。CO2削減の補助金は環境省だけでなく、経済産業省、国土交通省など複数の省庁の予算が付けられている他、地方自治体も域内の事業所に向けた補助金を出している。それらも含めると1,000に近い補助事業が実施されている。
グリーンテクノロジーでは、全国のGX推進、カーボンニュートラル、脱炭素、省エネルギーやリサイクル等の環境ビジネスに関連する補助金のデータベース(グリーンビズストック)を提供し、会員に最適な補助金を案内するサービスを行っている。
このグリーンビズストックは、我々自身が補助金の情報を把握するために構築した補助金情報一覧システムで、同業他社の依頼で、有料で公開しているシステムである。
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