経済産業省はGXに向けて、省エネ診断の拡充を図っているが、中小企業の経営者は、できるだけ既存設備を使い続けたほうが、コストの削減に繋がると考えている方が多い。したがって、省エネ診断もお金を掛けずに電気代を削減する提案を求めていることがほとんどだ。
お金をかけない省エネのポイントは、無駄な電力を使わないことに加えて、既存設備のメンテナンスをしっかりやること、例えばエアコンのフィルターの清掃だ。
また、意外と見逃されているのが、室外機の環境整備だ。室外機は冷媒を熱交換機で冷ます。そのため、室外機はできるだけ風通しの良い涼しい場所に設置すべきで、可能ならば建物北側の日影がよい。埃っぽい場所だと熱交換器のアルミのフィンにゴミが詰まったりして、効率が落ちる。これも一年に一回ぐらいは掃除機や高圧洗浄機で清掃すると良い。
しかし、室外機が建物の屋根や簡単に人がいけない場所にある場合は、プロに依頼するしかない。
他にも、室外機を日影にするとか遮熱塗料を塗るとかいろいろ考えられる。必ずしも新しい設備に入れ替えるだけが省エネではない。
遮熱塗料やガラスのフィルムなど、省エネ設備の補助金の対象にならない対策も耐用年数は４年程度だけれど、すぐに元が取れる省エネ対策である。
冷蔵庫は、空気で冷やす仕組みなので、詰め込め過ぎないのが省エネのコツである。
お金を掛けずに電気代を削減するためには、小さな小技、小さな工夫を積み上げていくことである。
具体的には、現場ごとの現状把握が必要なため、省エネ診断を受診することをお勧めします。グリーンテクノロジーは省エネコンサルとして、まずはお金のかからない省エネのアイデアを提供します。
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