環境コストのデータベース グリーンビスを改良

グリーンビズは、グリーンテクノロジー設立当初に
開発したデータベースシステムである。

当時は、改正省エネ法と呼ばれる、
新しい省エネ法が施行される直前であった。

それまでは、
1事業所で石油換算で1,500kl以上のエネルギーを使っている事業所が、
省エネ法の規制対象となり、

エネルギー使用実績の報告や、省エネ計画、
年間に1%以上の省エネが義務づけられていた。

改正省エネ法では、
コンビニやスーパーなどの1店舗のエネルギーは少なくても、
同じ会社(フランチャイズ含む)で合計のエネルギー使用量が
石油換算で1,500kl以上の場合も対象になった。

そこを狙って、
我々はグリーンビズを開発し、中国地方のスーパーに販売した。

グリーンビズ2016-01-23 18.50.46

当時、法人に数多くの顧客をもつ大塚商会や、
エアコンのダイキン、パナソニック、伊藤忠商事など大手企業からも
類似のシステムが数多く販売された。

しかし、
この仕事は、ソフトウェアの販売だけでなく、
毎年のエネルギーデータの入力から、
報告書の作成支援、

関係官庁からの
質疑応答のアドバイスまでを含めたサービスとなった。

そのため、企業規模が大きくても、
クラウドシステムだけを提供するビジネスは巧く行かなかったと思う。

我々は、創業間もない時期で、まったく顧客がいない状態であり、
無謀な飛び込み営業の連続であったが、時勢にも乗り、

数年で20社以上の合計2,000事業所と契約する事が出来た。

この仕事は、いまでも毎月のサービスとして料金を頂きながら続いている。

我々のグリーンビズの特徴は、

 

改正省エネ法対応だけでなく、

水道データや廃棄物量とリサイクル率など、

様々な環境データを入力し、省エネ法以外にも、

廃そう法や食品リサイクル法の報告書を自動作成する事である。

加えて、地方自治体が独自に設定してる条例にも対応している。

このグリーンビズを

今年は最新テクノロジーで全面的に改良しようと思う。

 

経産省のエネルギー合理化の補助事業では、
最低でも2年間のエネルギーの比較が必要であり、
環境省の補助金だと5年間ぐらいのモニタリングが必須ですから。

 

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