環境省はプラスチックを最終的に燃焼させる場合は、リサイクルと認めていない。
プラスチックを燃やしてエネルギーを回収する場合はサーマルリカバリーと呼び、燃やしてエネルギーを取り出す熱回収はリサイクルとは認められない。
20年前に全国の自治体で流行した廃棄物を固形化するRPFは、メタンガスの爆発事故などを起こし、現在では新規に導入する自治体は皆無である。
そのため、民間では同じ仕組みを使って、生ごみ以外の紙やプラスチックを固めたRPFを固形燃料とするプラント建設に、環境省が補助金を出していた時期もあった。
しかし、今ではプラスチックをプラスチックに再生するマテリィアルリサイクルと分子レベルに戻すケミカルリサイクル以外は、リサイクルと認めない。
2年前までは、廃プラスチックは圧縮しておけば、中国の業者が買い取ってくれた。ところが、それがなくなった。
一昨年、中国が廃プラスチックの輸入を全面禁止にしたため、プラスチックの処理ができなくなり、世界中で廃プラスチックがオーバーフローしている。
日本のストックヤードも廃プラの山になっている。
プラスチックの現状を見て、リサイクルビジネスに参入しようとする場合は、RPFの製造では通用しないことを知っておかなければならない。
ネットで廃プラスチックのリサイクルプラントを検索すると、RPF製造プラントの紹介がたくさん出てくる。
プラスチックリサイクル事業に参入する企業は、注意が必要である。
プラスチックリサイクルプラントの導入は、環境省が予算を5倍にして、1/2の補助金を出している。しかしRPF製造では補助金を出さない。
プラスチックの再生プラントは、欧州のメーカーも多いが、中国のメーカーから買うのが安く、コストパフォーマンスも優れている。
日本は20年間、中国に依存していたため、製造メーカーが撤退していた。
中国には(20年間の実績もあり)プラスチックリサイクルプラントのメーカーが多数存在する。
しかし、これを日本国内に輸入して、国内の現場に設置し、試運転して、アフターケアまでしてくれる商社がない。
機材だけの現地渡しの見積もりでは補助金の申請もできない。
環境省の補助金は機材と工事費を含んで1/2である。
そこで、我々はそのような仕事ができる商社を作ろうと考えている。
プラスチックリサイクルプラントに興味ある方のご連絡をお待ちしております。
a.connect.corporationの鈴木と申します。破砕用刃物を製造している会社です。ご協力できる事もあると思えます。
ダイレクトメールを送らせていただきました。