昨日、広島市の中小企業支援センターの指導員をされていた
免出さんが、横川の事務所にいらっしゃった。
私は、創業2年目に、免出さんに紹介され、
ひろしまベンチャー助成金に応募し、
当時新設された、エコベンチャー大賞を貰った。
ひろしまベンチャー助成金(今年は公募期間が終了しています)
http://www.hiro-venture.or.jp/application.html
現在は、免出さんは広島市の仕事を辞めて、
ある企業に顧問として勤めている。
ことしは、その会社で、
新製品の開発でモノづくり補助金が採択されたそうで、
火力発電所の効率をアップする基盤を開発しているそうだ。
そして、
広島の五日市の知る人ぞ知る銘酒、
八幡川酒造の「にごり酒」を頂いた。
免出と言う苗字は珍しいが、五日市に多いそうで、
八幡川酒造の社長も免出さんらしい。
免出さんは実家が農家なので、
6次化事業にも興味があり、
次は高級野菜のビジネスを考えているそうだ。
彼の情報によれば、
来年度のものづくりの補助金の重点テーマは、ロボットだ。
地方の労働力不足を補うために、
自動化のロボットを導入して生産性を上げるというストーリーだ。
国は、最近様々な情報をWebサイトで発信している。
経済産業省の中小・中堅企業支援策を見てみると、
成長戦略「3つの見える化」
http://www.meti.go.jp/policy/local_economy/mieruka/index.html
というページが出来ていた。
おそらく、東京の広告代理店が国から委託を受けて作っていると思う。
確かに、いろんな事例があり、読んでいて面白い。
そして、ほぼ実名の企業名で事例が並んでいるところが良い。
実のところ、成功事例は、経営者にとってあまり有益ではない、
成功している要因は一つではないから、そんなに単純な話にならない。
失敗事例の方が参考になる。
よく見ると、少しだが、一番下に陥りやすいワナという事例もある。
しかし、
公的な機関には失敗の情報は、あまり集まらない、
集まるのは良い報告だけだ。(当然ですが)
なにより、
この事例に出てくる企業は、有名な大手企業やその関連企業であり、
社内に優秀な人材もいるだろうから、
わざわざ公的機関に知恵を借りることもないだろう。
そもそも、役人に相談して、ビジネスに成功すると思うだろうか?
欲しいのは間違いなく、設備投資の補助金だ。
東京の大手広告代理店に勤めている人間に、
地方の中小零細企業の情報は収集できない。
三つの見える化で成長戦略とは泣ける。
そして、このサイトの仕組みが単純なリンクで、
なお泣ける。