中国電力とイズミの提携の内容が、すこし詳しくわかってきた。
新サービス「ゆめタウンメニュー」概要
* 毎月の電気料金に応じたポイントが通常の1.5倍
* 通常のポイントに加え、イズミのクーポン等の進呈
* 貯めたポイントと、電子マネー「ゆめか」や「商品券」との交換ポイント交換レート
1ポイント⇒「ゆめか」1円、500ポイント⇒「商品券」500円
中国電力のweb会員になると、
買い物のポイント(おそらく100円で1ポイント)が1.5倍になる。
これだと、
電気をたくさん使った家が得をする仕組みになっている。
ここ数年、経産省が肝入りで進めた
ディマンドレスポンスのアグリゲート事業の正反対である。
ディマンドレスポンスは、節電したらポイントもらう制度だった。
国が新しいビジネスを補助金で創ろうとしても、
大概、うまくいかないもんだ。
莫大な予算を使ったスマートコミュニティの社会実験は
大失敗だ。
結局、
既存の電力会社は、
電気をより多く使ってもらうことでしか利益を出せない。
私は、以前から、
もし、家の外に付いている電気メーターが、
家の中についていれば、人は自ずから、電気を節約してしまう。
と主張している。
考えてみてほしい。
もし、
タクシーのメーターが、お客さんの見えないところに
付いていたら、気持ち悪いです、乗る人いないでしょう。
※10年前に行ったマレーシアのタクシーはメーターがなく、
乗る前の交渉で値段が決まりました。
伝統的な寿司屋が廃れて、
「回転ずし」が主流になったのは、単に値段が安いからじゃなく、
明瞭会計ということも一理あるハズ。
いずれにしても、
自由化になって電力会社が考えることは、
もっと電気を使ってもらうサービスだ。
ならば、新参者の電気事業者は、スマートメーターをリアルタイム表示して、
電気代を節約し、お客様が得になるサービスを考えたらどうか。
家庭の電気代を1万円から8千円にするサービスを提供できれば、
顧客は年間2万4千円の節約、10年で24万円のお得になる。
これは、
不在時の電源オフと断熱による空調負荷の低減で可能だ。
家電製品がすべて、
スマホでOn-Off できれば、電気代は2割削減できる。
外出時に、家の電力メーターが読めたら防犯にもなる。
国を挙げて、
IoTを推進している。
いろいろな規制が撤廃されて、家電の遠隔操作も実現できるだろう。
できる、できないの可能性の議論は別にして、
電気を定額で使い放題にして、