エコアクション21やISOが役に立たない理由

省エネに関する提案に行ってみると、お話は聞くけれど、イマイチ反応がない企業が多い。

エネルギーコストの削減に取り組まなければならないとう共通認識はあるが、専任の部署はない。

購買の責任者や現場の責任者など全ての部署に関連しているが、省エネの全てを掌握する部署はない。

なので、必然的に経営者以外にプレゼンしても当事者意識を持って聞いていただくことができない。

 

 

私が長年関わった、ISO14000sやエコアクション21などの環境管理システムは、環境改善の項目に二酸化炭素の削減すなわちエネルギーの削減が含まれる。

しかし、これらの活動は、環境負荷の低減が目標であり、コストの削減額を評価していない。

一時期、行政も企業も環境原理主義のような雰囲気があり、これらの認証を取ることが仕事になっている役職の方もいた。

現在、経済状態がグローバル化され、世界との競争で生き抜くためには、徹底的な合理化が必要である。

エネルギー価格は世界でも最高水準である日本で世界に打ち勝つには、省エネを世界一にする必要がある。

 

 

なぜ、環境管理システムはコストの削減を評価してこなかったのか?今となっては、全く理解できない。

 

 

一時期、環境会計っていうものもあったけど、ロジックが破綻していて理解不能であったため、監査法人の営業ツールになっただけだったと思う。

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