日本の製造業の復活のために、
グリーンテクノロジーは
中小企業のための設備投資に伴う補助金申請の支援
をメインテーマにしている。
補助金の案内や省エネ診断の仕事で、製造業の現場に伺うことも多い。
日本の製造業を支えてきたのは中小企業である。
しかし、それは30年以上も前の話であり、その後は中国や東アジアの国々との競争にさらされ続けている。
製造業にとって最も重要なことは
最新の生産設備を導入することだ。
私は2年前にマレーシアの工業地帯を見てきた。
プランテーションの畑が巨大な工場の敷地に替わって、
そこには最新の製造ラインが作られている。
日本の中小企業には熟練工がいるけれども、バブル期から30近くが経過し、設備の老朽化も限界にきている。
生産設備を更新しない限り生産性やコストで勝つことはできない。
中小企業向けには「ものづくり補助金」もあるが、これは上限が1千万円しかない。
生産設備は1台で1億円以上の機械もあり、省エネの効果が証明できれば、上限なしの補助金も使える。
中小企業こそ、省エネ補助金で生産設備のリニューアルを検討すべきである。
生産プロセスを見直すことで、エネルギーコストも削減し、生産効率を上げることも可能だ。
経済産業省は 原単位あたりのエネルギー消費量を基準にして判断する補助金もある。