自治体の地球温暖化対策推進計画の仕事で
検討委員会の事務局のお手伝いをしていたとき、
市民の委員からCO2削減のアイデアとして、
セブンイレブンは深夜営業をやめると良い
という発言があった。
当時、事業者側として
委員の一人だったセブンイレブン関係者は、
深夜電力は原子力発電なので電気を使ってもCO2は排出しない
と説明していた。
嘘ではないので、
それ以上はツッコミはなかった。
ところが、
東日本災害以降は原子力発電はゼロになり、
深夜電力も火力発電。
逆に昼の時間帯は、
太陽光パネルによりCO2排出ゼロの電力が余る
という現象が起きている。
10年前の常識が全く逆になっている。
今回のセブンイレブンのオーナーの
24時間営業の取りやめや
マックスバリュの件は、
エネルギー問題とは別の
従業員確保ができないという問題だ。
そもそも深夜に人間が活動する必要があるか
夜働く人がいるから、
コンビニも夜客が来る。
電気があるから、
夜も人間が活動するのか?
夜も活動するから、
発電しなければならないのか?
今回の問題の問いかけは、
労働人口が減り続けている日本は
これからどうなるのか?
外国人労働者はどんどん入ってくるし、
日本が日本人だけの国ではなくなる。
今までとは、
全く違う産業形態が生まれるだろう。
原子力発電は民主主義では不可能、
火力発電も脱温暖化社会では不可能
エネルギーの地産地消
こそ地域活性化の切り札だ。