以前、国交省のネットゼロエネルギービル実証事業で、昨年までと変わりBEMS単独の設置にも助成金が出るようになっていると書いた。
毎年同じ事業を繰り返しているように見えるお役人も、多少の反省により、より現実的な課題を解決すべく、制度の内容を変化させている。
ある程度は、概算要求や予算の段階で想定できるが、詳細については公募説明会までは解らないところもある。
環境省の
先進対策の効率的実施によるCO2排出量大幅削減事業設備補助事業
は昨年まで、CO2の削減が進まない民生業務部門が対象であったが、今年はなんと、排出量が最も多い産業部門も対象になった。
これまで、工場や倉庫の省エネに使える助成金は、経産省のエネルギー合理化しかなかった。
環境省の要件はポジティブリストに記載されている設備を導入する事だけなので、解りやすい。(でもルールは複雑で顧客が理解するのに時間掛かりそう)
実のところ、うちのほうに持ち込まれる設備更新のネタの中には今より増エネの空調機をつけるところもあって申請代行をお断りする場合もある。
コストを考えて安い機種を選択したつもりが逆に高くなることになる。
エネルギー設備を更新・導入する時は
ライフサイクルコストを考えろ