昨日は
広島大学の中央図書館の
電力見える化システム
システム改良のための
調査に行ってきた。
3年前に環境省の補助金を使って
広島大学の中央図書館は
空調の全面改修を行っている。
その補助金の要件に
電力データの取得と周知があり、
グリーンテクノロジーが
そのシステム構築を担当した。
これは、
ガスコージェネレーションを使って
空調と発電を行うシステムである。
発電する際には、
熱も同時に発生する。
その熱を空調に使い、
電気は館内の照明に使っている。
災害時に停電になっても
広島大学では
図書館だけは照明が点く
この補助金獲得の肝は
東広島市と災害時の避難場所としての
協定を結んでいることだ。
システムの話に戻すと
館内の15箇所の電力データと
2箇所のガスメータのデータを
計測機のネットワークでつないでいる。
データはリアルタイムに更新され、
30秒ごとに記録される。
記録は計測機ごとに
毎日1ファイル作成される。
すでに稼働から
3年以上が経過しているので
ファイルが12,800個もできていた。
当初はデータを表示するだけであったが
大学という教育機関であり、
消費電力の推移や、
昨年との比較がわかるグラフを
表示したいという要望があり
システムを改良することになった。
電気代というものは
値札のない商品を
クレジットカードで買うようなもの
請求が来てから使用量がわかる。
省エネの基本は
リアルタイムの電力見える化
である。
システム改修は
一ヶ月くらいを予定しているので
広島大学に行かれる方は
中央図書館正面の
モニターに注目してただきたい。
ところで
この電力のビッグデータを
大学の研究に使ってもらうとありがたいのですが
どなたか研究者を知りませんか?