昨日は、
尾道市の製造業の工場に
CO2削減ポテンシャル診断の調査に伺った。
この会社はエネルギーコストにシビアで
お金をかけずにできる
省エネはほとんど実施済みだ。
照明も必要最小限で
工場内の水銀燈も
一台ずつにスイッチが分かれている。
人が居ないところの照明は消してある。
天井にも自然光を取り入れている。
![](https://shacho.green2050.co.jp/wp-content/uploads/2017/10/9a3baff1355d417928ac988a1dd9fe68.png)
ロボットも作業していました。
しかし、
工場の熱環境は厳しく
夏暑く冬寒い
工場内は外と同じだ。
スレート屋根に鉄板の外壁、
開口部は大きく断熱効果はほぼない
そのような環境で使われるのが
スポットクーラー
これは作業している人に
直接冷風を当てるものだ。
しかし、
移動式のスポットクーラーは
排熱をその場に出すので、
トータルとしては熱を発生する。
スポットクーラーが数多く稼働すると
工場内の温度はますます上がる。
工場全体をエアコンで
冷やせれば良いのかもしれないが
天井が高く、
断熱が出来ていないので、それは不可能
なら、どうするか
スレートの屋根を断熱
そして
屋根の上に散水機を設置する
いわゆる打ち水効果だ。
もちろん、これは
水道代とエネルギーコストの相殺が決め手になる。
また、今回の事業所では
全体の70%以上が
生産機械のエネルギー消費と考えられる。
その機器を最新式の省エネタイプに更新することが
最も、効果的な省エネ対策だ。
これは、
経産省のエネルギー合理化の補助金に
採択される可能性がある。
これから詳細に計算してみたいと思う。
がまんの省エネで、生産性を下げるより
大きな投資で、
生産性を上げて、
省エネにもなる方法がアリますよ。