木っ端を拾うて材木を流す

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昨日は、
尾道市の製造業の工場に
CO2削減ポテンシャル診断の調査に伺った。

この会社はエネルギーコストにシビアで

お金をかけずにできる
省エネはほとんど実施済みだ。

照明も必要最小限で

工場内の水銀燈も
一台ずつにスイッチが分かれている。

人が居ないところの照明は消してある。

天井にも自然光を取り入れている。

ロボットも作業していました。

しかし、

工場の熱環境は厳しく

夏暑く冬寒い

工場内は外と同じだ。

スレート屋根に鉄板の外壁、
開口部は大きく断熱効果はほぼない

そのような環境で使われるのが

スポットクーラー

これは作業している人に
直接冷風を当てるものだ。

しかし、
移動式のスポットクーラーは
排熱をその場に出すので、

トータルとしては熱を発生する。

スポットクーラーが数多く稼働すると
工場内の温度はますます上がる。

工場全体をエアコンで
冷やせれば良いのかもしれないが

天井が高く、
断熱が出来ていないので、それは不可能

なら、どうするか

スレートの屋根を断熱

そして

屋根の上に散水機を設置する

いわゆる打ち水効果だ。

もちろん、これは
水道代とエネルギーコストの相殺が決め手になる。

また、今回の事業所では

全体の70%以上が
生産機械のエネルギー消費と考えられる。

その機器を最新式の省エネタイプに更新することが

最も、効果的な省エネ対策だ。

これは、
経産省のエネルギー合理化の補助金に
採択される可能性がある。

これから詳細に計算してみたいと思う。

がまんの省エネで、生産性を下げるより

大きな投資で、
生産性を上げて、
省エネにもなる方法がアリますよ。

 

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