今回の補正予算のテーマは
未来への投資を実現する経済対策
となっている。
平成28年度
国 土 交 通 省 関 係
第2次補正予算の概要
によると、
国土交通省の予算は
四本柱として次の項目を上げている。
・一億総活躍社会の実現の加速
・21世紀型のインフラ整備
・地方の支援
・熊本地震や東日本大震災からの復興や安全・安心、防災対応の 強化
この中で環境ビジネスに関連は、
一億総活躍社会の実現の加速」においては、社会全体の所得と 消費の底上げのため、既存住宅流通・リフォーム市場の活性化等 に必要な経費を計上した。
Ⅰ 一億総活躍社会の実現の加速
○ 社会全体の所得と消費の底上げ
(1)既存住宅流通・リフォーム市場の活性化
国費 公 25,000百万円
インスペクションの実施、瑕疵保険への加入の促進等を通じた若者による良 質な既存住宅の取得や、耐震性が確保された省エネリフォーム、省エネ住宅へ の建替えの取組に対する支援を実施。
(2)子育て世帯等の住まいに係る支援
国費 公 5,500百万円
公的賃貸住宅団地の建替え等とあわせて子育て支援施設等を誘致する取組へ の支援を実施。また、中小工務店等が連携して取り組む良質な木造住宅の整備 と、これと併せて行う三世代同居への対応に対する支 支援を実施。
国土交通省成長戦略
(平成22年5月17日国土交通省成長戦略会議)
の資料によると
リフォーム市場は6兆円の市場がある。
しかしこれは、欧米市場に比べて小さい。
欧米では古い住宅をリフォームして
長く使う文化が根付いている。
日本のリフォーム市場は
まだまだ伸びしろがある。
リフォーム市場規模の分野別推計
そして、住宅リフォーム事業者として、
どんな会社があるかについて
業界マップが提示されている。
これを見ると地場工務店系が最も多い
今回の予算では、
ZEH(ゼロエネルギーハウス)の補助金や
リフォーム補助金が追加されると思わる。
しかし、採択事業者を見ると
大手の住宅設備機器・建材メーカー系が目立つ
大手は、補助金申請のノウハウもあり
自社で申請の支援まで対応できる。
一方、
ユーザーが頼りにしている
地場工務店は人的余裕がなく、
情報収集も疎い
地場工務店のみなさん
補助金コンサルを活用して、
ユーザーにメリットを
出しましょうよ
国の補助金を大手に独占されていたら
下請けに甘んじることになりますよ。