商業施設の省エネができない理由 高松ワシントンホテル営業終了

前職では、
香川県と高松市の地球温暖化対策
地域推進計画の策定の仕事をしたので

役所との打ち合わせや
委員会で何度も高松のホテルに泊まった。

高松市のワシントンホテルプラザも
よく利用させてもらっていた。

今朝のニュースで

高松ワシントンホテルプラザが営業終了

高松市の繁華街で40年営業

とのこと

わしワシントンホテルカードで
ポイント貯めとったのに(泣)

賃貸契約が
40年で切れることが理由らしい。

ホテル側は、
続けていきたかったそうだ。

地方のホテルや旅館は、
経営状態が厳しいところが多かったが、

近年は海外からの
お客が増えて稼働率も上がり、
儲かっているようだ。

従来は大型のホテルの場合は、
空調設備はセントラル方式といって

ダイキンHPより

熱源機器を一カ所に集中設置した中央式空調

が採用されている。

しかし、
最近のビジネスホテルでは、

人がいないときは電源が切れるように

カード式のカギを刺さないと
エアコンのスイッチが入らない
仕組みになっている。

その場合は、
ビルマルチと呼ばれる個別の空調になっている。

ダイキンHPより

ビジネスホテルの場合は
日中人がいないので、こちらの方が省エネだ。

空調設備も設置から20年もたてば、
全面的に入れ替えが必要になってくる。

商業施設の
省エネ設備改修が進まない理由

それは

定期借地で
取り壊しが決まっているから

古くなってメンテ代がかかっても

すこしぐらい電気代が高くなっても

これだと
設備更新してまで
省エネに取り組むハズがない。

最近も地元の靴屋さんが
20年で賃貸契約が
切れるので閉店セールをやっていた。

未だに蛍光灯で空調設備も古いけど

閉店することが決まっていれば

いまさら設備を入れ替えて
省エネに取り組もうなんて思わない。

鉄骨造りの郊外店舗は、
ほぼ定期借地だと思う。

そんなところに

省エネ提案を持って行っても
なかなか難しいのではないでしょうか?

設備更新の提案をするなら

少なくとも、

あと20年は営業するつもりの
事業所を狙いましょう。

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