昨日は、サンフレチェの優勝で盛り上がり、
本日はアビスパ福岡のJ1復帰に祝杯をあげている。
昨日は、本ブログで広島のスタジアムの話を書いた。
それを見た、北九州市在住のブログ仲間の森氏から、
北九州市にサッカー専用スタジアムの計画があることを
教えていただいた。
森氏のブログ「パパのパパによる、パパの働き方研究所」
http://www.future-workstyle.net/
北九州スタジアム計画は今年の7月1日に発表になっている。
その中には、広島のサッカーファンが望む全てがあった。
北九州スタジアムの整備の事業の概要には次にように書かれている。
都心部に人が集い、にぎわいあふれる北九州市の創出を目指し、
Jリーグやラグビートップ リーグなどの試合、
小中高生のサッカー・ラグビー大会、グラウンドゴルフ大会、
子どもたち への芝生開放などに加え、
まちににぎわいを生み出すコンサートやイベントの開催など、
市民 に夢と感動を提供できるスタジアムを整備するもの。
これこそ、
広島市民および周辺の市町の住民が広島のスタジアムに望むことだ。
広島市は、旧市民球場跡地の利用法について、
民間企業からの提案コンペを実施したり、
サッカースタジアムについて、検討委員会を設置したり、
様々な手続きを続けている。
しかし、
広島市の方針は、
サッカースタジアムの第一候補地は宇品地区であることは間違いない。
市民球場跡地は、
イベント広場と観光バスの駐車場にするという発表があった。
これまで、
広島市は大学や空港を市外に出し、次々と広域化に手を打ってきた。
その結果、広島市の中心部の魅力が失われてきた。
それに比べて、
この北九州スタジアムの最大のアピールは、交通アクセスの良さだ。
日本一新幹線の駅から近いと書いている。
さらに、
スタジアムの側面には
「にぎわいプロムナード」という商業施設が計画されている。
ここは、国際的なイベントや見本市、学会などが開催されるエリアで、
私も何度となく訪れている。
そこに、スポーツに関するショップや飲食店があれば、
たくさんの人で賑わうだろう。
エディオンスタジアムは試合開催中には出店の飲食店がある。
しかし、普段は誰も近づかないし、商業施設としての価値はない。
それは、宇品に移っても同じことだ。
いまの宇品港の売店を見ればわかる。
また、北九州のスタジアムはPFI方式であることに注目すべきである。
PFI方式とは、
公共施設を民間企業の知恵で効率良く運営するために考えられた、
仕組みである。
総務省のサイトに、次のような説明がある。
「PFI(Private Finance Initiative:プライベート・ファイナンス・
イニシアティブ)」とは、公共施設等の建設、維持管理、運営等を
民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う新しい手法です。
http://www8.cao.go.jp/pfi/aboutpfi.html
広島市に、スタジアムを任せられる企業があるのかわからないが、
今のままでは、市民や県民が望む形は実現できない。
検討協議会は、様々な視点から検討している。
それが、かえって問題を複雑化している。
まちの賑わいという観点から考えると答えは一つだ。
最大の課題は、
規模の問題である。理想的な北九州スタジアムであるが、
収容人員は1万5千人となっている。
この規模だから、実現できるとも言える。
広島市は、過去にW杯の開催地を逃したというトラウマがあり、
3万人以上収容のスタジアムを考えいる。
それが財政的に難しくしている。
今まで、3万人入った試合が何度あっただろうか?
2万人収容を許容すれば、旧市民球場跡地に収まるだろう。
ここは4万人規模を諦めることが必要だ。
2万人以上に人が集まる時はどうするか?
その時は、周辺にパブリックビューイングが沢山できるだろう。
それも街の賑わいだ。
参考資料
広島に相応しいサッカースタジアムについて (提 言)
平成26年12月 サッカースタジアム検討協議会
http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1150262226651/files/sankou_5.pdf
北九州スタジアムの整備
~市民に夢と感動を! 子どもに元気と目標を! まちに誇りとにぎわいを!~
事業計画 H27.7.1
http://www.city.kitakyushu.lg.jp/files/000703695.pdf