ライフサイクルアセスメント、スコープ3算定はビジネスになるのか?

本日は、東京のイケてる脱炭素ビジネスのスタートアップ企業であるゼロック様と、Webミーティングで情報交換会を行った。

ゼロック

彼らは脱炭素経営を目指す企業のための様々なサービスを提供している。とりわけスコープ3(サプライチェーン排出量)の計算が得意ということだった。

スコープ3とは、SBT(世界標準のカーボンニュートラル目標の認証機関?)が企業に求めるCO2の排出量であり、様々な要素を含んでいて、その企業の事業活動による地球温暖化への影響力と言っても良い数値である。

この排出量に削減目標を持つということは、いわゆる下請け企業へCO2削減への圧力を加えることであり、取引先をCO2排出量で選択するということになる。

国際社会が、国家間の貿易でCO2排出量の多い製品に炭素税をかけるという、国際炭素税が実行されると、企業は自社商品のCO2排出量を根拠を持って計算する必要がある。そのときにはスコープ3排出量も重要になってくる。

ゼロックは東京大学でLCAを研究していた社長とイケている仲間たちのスタートアップ企業で、今まさにこれからのトレンドとなり得るスコープ3排出量をメインターゲットにビジネスを展開している。

私も、35年前に地球温暖化対策やLCAの計算、自治体の温室効果ガスの排出量計算で環境コンサルの世界に飛び込んで、その当時は世界を変えるというぐらいの意気込みがあった。

素直に、彼らの目標を応援したいし、中四国の企業がグローバル市場に売り込むためにLCAが必要だということであれば、彼らを紹介してあげたいと思う。

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