省エネ診断:お菓子工場の場合

こんにちは、省エネ診断の専門家、グリーンテクノロジーの森下です。

5月中頃から、経済産業省の

省エネルギー投資促進支援事業

で、診断の申込みが次々とあり、様々な業種の事業所に省エネ診断に出かけています。

事業の流れとしては、
省エネ診断の前にはWebでの事前ヒアリングで、現状や課題をヒアリングし、診断に備えます。当日の診断だけでなく、その後の報告書の作成から説明会の実施まで、受診される事業所は15,800円でOKです。
一方、我々診断機関は、特定の機器の営業活動は当然禁止されています。中には機器メーカーが自ら、診断機関になっているところもあるのだけど、ライバルメーカーの提案をするハズはないので、答えがはじめから決まっている診断になるんじゃないかと思います。

さて、先日はお菓子工場に出かけました。

ここは、空調がすべてガス空調でプロパンガスをエネルギーとしてエアコンが動いています。エアコンがガス空調なら、電気の消費量は夏場も増えないと思っていたら、夏の消費電力が、かなり増えるので、その原因は何かと疑問をお持ちでした。

現地に行ってみると、電気式の大型の除湿機が約10台稼働していて、材料の貯蔵庫など、いくつかの部屋が湿度35%でコントロールされていました。

除湿機も、ヒートポンプ式ですが、ほぼほぼエアコンと同じ仕組みで動いているので、気温が高く湿度が高いときはエネルギー消費が大きくなります。

調べてみると、最新式の除湿機には節電サポート機能やデマンド制御機能があって、これらを十分活用すれば5%〜10%の省エネは可能だと診断させていただきました。

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