ソーラーカーポートの導入を行う事業の公募6月30日終了、4次公募は中止

環境省から委託を受けた一般社団法人 環境技術普及促進協会が公募している

再生可能エネルギー事業者支援事業費

駐車場を活用した自家消費型太陽光発電設備(ソーラーカーポート)の導入を行う事業

対象事業は赤枠の部分

令和3年の補正予算と令和4年の予算が合体化して、一つの事業になっている、今年度は4次募集まで予定されていたが、4次募集は行わないとお知らせがあった。

太陽光発電も自家消費となると設置場所がない。容易に設置できる工場の屋根はFITで20年契約ですでに設置済み、そうなると残された場所は駐車場しかない。郊外の工場であれば、巨大な駐車場がある。また地方の郊外型スーパーも広い平面駐車場がある。

ソーラーカーポートの補助金は昨年から実施されて、通常の太陽光補助金(ストレージパリティ)と比較して有利な補助率1/3だ。

2.3 補助金の交付額
 補助率3分の1(上限は1億円)
 ただし、車載型蓄電池、充放電設備及び充電設備の補助率は下記のとおり。
① 車載型蓄電池・・・蓄電容量(kWh)÷2×4万円
 (上限は「補助対象車両一覧」の車両ごとの補助金交付額) ※蓄電容量に用いるkWhは、1台ごとに小数点以下切捨てとする。 ②充放電設備・・・補助率2分の1 (上限はV2H 充放電設備の「補助対象一覧」の設備ごとの補助金交付額)
② 充電設備・・・補助率2分の1
 (上限は「令和3年度補助対象充電設備型式一覧表」*の設備ごとの補助金交付上限額)
*については、当協会ホームページの公募情報における3の参考資料に掲載

しかし、駐車場の屋根と言っても建築基準法の許認可が必要で、その手続に時間がかかる。そのことで、補助金の公募が始まった当初は、(おそらく事前に準備されていた)数件の採択しかなかったが、今ではソーラーカーポートに対応できる事業者が増えた。今年度は、申請数も昨年より倍増しているのではないだろうか?

国は、電力不足で国民に節電を要求しているけれど、その対策は自家消費の太陽光発電に補助金を出して、系統電力の需要を減らすぐらいしか手がない。また、蓄電池を導入することにより日没以降の電力にも対応させたい。しかしながら、この補助金には価格の上限が設定されているので、その範囲に収まる蓄電池は少ない。

ソーラーカーポートを計画中の事業者は、今年度(事業完了は来年1月まで)今月30日までに申請しなければ、今年度の事業には間に合わない。

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