日本の地球温暖化対策は破綻している

今月は連日

環境省のCO2削減ポテンシャル診断

の診断レポートを作っている。

数年前までは
重油の吸収式冷温水発生機を
電気のヒートポンプエアコンに更新することで
CO2の削減とコストの削減が実現できていた。

しかし、
今では、その方法では
からなずしもCO2削減とはならない。

なぜなら

電気のCO2排出源係数が悪化しているからだ。

エネルギー転換で
油から電気にするとCO2が増える事態になっている。

電気のCO2排出係数は
電気を1kWh使った時のCO2排出量であり

その数値は
発電所で使われる化石燃料の量で決まる。

東日本大震災以来、
原子力発電所が止められ、火力発電に頼る状態

そのため、
日本の電気のCO2排出原単位は悪化の一途

電気事業連合会資料より

再生可能エネルギーが増えても
原子力発電のリカバリーにはならない

現代の日本は
大都市に産業も人口も極度に集中しており

太陽光発電やバイオマスで賄える
エネルギー密度(単位面積当たりのエネルギー)では足りない。

ヨーロッパでは

自動車はEV化され、
電気が燃料になる

しかし、

電気のCO2排出係数の大きな日本では
石油を燃やして電気を作っている

EVになると、
CO2排出量が増える

だから

トヨタなど
日本の大手メーカーはEVに本気にならない

次のグラフを見ると

電気事業連合会資料より

原子力中心のフランスの排出係数は0.03
対する日本は0.51

石炭火力中心の中国と近い値になっている。

二次エネルギーの電気は運搬が楽で扱いやすい

エネルギーは電気に集約されていくだろう

しかし、
このままでは

日本の地球温暖化対策は完全に手遅れになる。

原子力を復活させなければ
日本の経済は必ず衰退していく。
誰もがわかっていることだが
パンドラの箱を開けられる政治家はいるだろうか?

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